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セント・ルカ産婦人科では不妊治療と一般婦人科疾患(お産以外の女性疾患)の診療を行っています。

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〒870-0823 大分県大分市東大道1-4-5

新しいIVF培養液の開発

すでに患者さんからの同意が得られた廃棄希望の凍結胚を用いて、
新培養液の培養試験を行います


培地開発委員会(日本卵子学会に設置されています。)では、ヒトの体内(卵管の中)で受精卵が育つために本当に必要な成分が含まれた『国産培養液』を作り上げることを目指して開発を進めてきました。

2009年より、ヒトの卵管内環境を分析し、5年以上の歳月を経て、ようやく3種の培養液候補が作製されました。現在、当院の宇津宮院長が培地開発委員長を務めて、更なる研究を進めています。

現在、体外受精で患者さんの受精卵を育てる培養液は、数多くの種類がありますが、全て海外からの輸入品に頼っています。

この度開発された新培養液は、完全なヒトの体内環境をモデルとして作られた純国産のものです。「ヒト受精卵にとって本当に必要な物質が、必要な分だけ」含まれた培養液がようやく実現可能になろうとしています。

そこで、更なる検討を進めるための最終チェック段階として、実際にヒト胚を培養した有効性の評価が必要です。この評価にあたり、胚の研究使用について、患者さんの同意が得られた凍結受精卵を使用させていただきます。

比較検討を正しく行うために、1種類の市販培養液、それと新培養液候補3種類の計4種を用いて受精卵を培養し、形態的発育評価および生化学的解析を行い比較します。そこで得られた結果をもとに、最終的に新培養液を選定する予定です。

 ・培養試験に使用する受精卵は、すでに患者さんより同意の得られた、治療に用いることのない
  廃棄胚とします。
 ・過去に廃棄胚の研究使用について同意した患者さんでも、同意を撤回することができます。
 ・同意を撤回する場合は、以下にご連絡いただきますよう、お願いいたします。

          【連絡先】 TEL:097-547-1234
                E-mail:st-luke@oct-net.ne.jp
                担当:培養室 熊迫

 <研究参加施設:JISART施設(50音順)>
   いしかわクリニック、京野アートクリニック、蔵本ウィメンズクリニック、セント・ルカ産婦人科、
   英ウィメンズクリニック、ミオ・ファティリティ・クリニック、吉田レディースクリニック


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